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人手がある組織だと妊娠中, 子育て中も働きやすいです《整形外科/医師5年目》

整形外科 医師5年目(夫: 異業種)
子ども2人 (2歳、0歳)

妊娠中は当直とオンコールを免除してもらえました

妊娠中は様々な配慮をしてもらいました。例えば、整形外科では手術中に放射線を使用することがあるのですが、その際に手術室から出るよう声をかけてもらいました。これらの対応はある意味当然のことだと思いますが、私が妊娠中であることを申し出た際に快諾してもらえて嫌な雰囲気を感じなかったため、とても働きやすいと感じました。組織によってはそのような配慮がされないと職場もあると聞いています。当直やオンコールの免除については他のスタッフへのしわよせを心配しましたが、人手が比較的豊富であるため助かりました。気は常に遣いましたが、あからさまに嫌な顔をされることはなく、職場の雰囲気にも恵まれたと思いました。

子育て中はフルタイム勤務をしていますが、保育園の送迎に合わせて出退勤できています

日中にどうしても終わらなかった業務は同じチームの医師が担ってくださいました。スタッフの人数に余裕がある職場であり、子どもの急な病気で欠勤する際の代診を頼みやすかったのも助かりました。子どもを持つ先輩医師が男女ともに多く、子育てのことをたくさん相談できました。子どもが1歳になった今も当直は免除されていますが、いつまで免除してもらえるか明確な時期は決まっていません。病院によってルールは大きく異なると思います。

医局人事での異動があり、出産計画は立てづらいです

私の属する医局では専攻医はプログラムの設定上、毎年異動をしなければならず、これは妊娠/出産/育児への影響が大きいです。出産の計画も立てづらいです。いざ出産しても、産後早期に復帰をする必要があり (早期に復職しないと退職をさせられる可能性がある) 、またキャリアを中断せざるを得ないこと、金銭面で出費が多くなること、復帰時に保育園に入所させることができるかなどの問題が生じます。子育て中の引越しを避けたい身からするかと毎年2月になるまで次年度の職場がわからないというのは非常にストレスフルです。逆に専攻医のうちに出産をするメリットもあり、役職がついていないこと、仕事上の替えがききやすいことが良い方向に働くこともあります。

土日の病棟回診時は土曜保育を利用したり、家族に子どもを預けています

診療科の特性によるかもしれませんが、整形外科は休日の回診に時間がかからないことが多く、そこまで負担ではありません。ただ、緊急手術が入ると急に預け先を探す必要があり、苦労することがあります(仕事を断ることもあります)。当直業務は復帰後も免除をしてもらっています。「子どもが小さいの」という理由ですがいつまで免除してもらえるのか私自身もまだわかっておらず、悩んでいます。できれば子どもの義務教育終了までは当直を避けたいですが、それが許されるかどうかは要相談のようです。免除をしてもらうとなると当然他の医師の負担が増えるので、組織内の人員次第と考えています。

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