家庭優先のキャリアを組むにあたっては”前例”のある職場を《パパ/家庭医療/医師11年目》
家庭医療 医師11年目
医師夫婦
子ども2人 (4歳、1ヶ月)
夫婦ともに両親の助けが全くあてに出来ない状況であったため、当初から子供の体調不良時の事はお互いに話をしていました。長男が生まれた時は自分で仕事を選ぶ事が出来ない立場(自治医科大学の義務年限内)であったため、妻が診療はほとんどしない大学院生になりセーブし、その後は、妻の大学院卒業と職場復帰に備えて、私が休みやすくなるように、当直や待機のない条件の複数の職場へ非常勤医として勤める事にしました。
入職時には、二人目のときに育休をとること、急に休むことがあることを説明し、了承を得ていました。結果、長男はしょっちゅう熱を出し、コロナ大流行で保育園が休園するなど、この決断(と支えてくれた職場)には非常に助けられました。キャリアに関しては既に夫婦ともに専門医を取得済であったので、そこは大きな問題にはなりませんでしたが、まだだったとしても、交互に育児(家庭)に集中的にコミットする期間を数年単位で設定するのは良い方法だと思います。
1ヶ月前に次男が生まれ、育休を取得していますが、一人目と違い、夜中の寝かしつけに2−3時間かかっても心穏やかでいられますし、妻も精神的身体的負担が一人目のときよりもかなり軽減しているとのことで、本当に取って良かったと思います。
伝えたいこと
私はどちらかというとバリバリ働くよりは家のことをしたい気持ちがあったので、特に抵抗なく、家庭優先でのキャリアを組みました。職場も、自身の能力を活かせる事ももちろんですが、育休や休みやすさを重視して選んでいます。「前例をつくる」というのは後に続く人にとってとても大事なことですが、やはりそれなりに体力精神諸々が必要になりますので、育休や子育てを中心にされたい方については、既に前例があるところを中心に探されると良いかと思います。
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