妻に感謝を、子どもにお金を《パパ/呼吸器内科/医師30年目》

呼吸器内科 医師30年目
子ども4人 (大学生、高校生、中学生、小学生)

多くの皆さんとは世代が異なるので、直接参考にはならないかもしれません。

私は世代的には昭和世代ですから旧い価値観で、結婚した当初は男性が外で働き女性は出産育児に専念するものだ、という考えを持っていました。妻もそれに同意してくれたので、専業主婦として4人の子供を頑張って育ててくれました。

我が家にとって幸いだったのは、長男(第1子)が1歳~3歳の時期、カナダに留学したことで、欧米の皆さんが家庭第一で働いて、本当に9時5時できちんと家に帰って、子育てや家のことをしている様子を目の当たりに出来たことです。それまでは本当に(もちろん働き方改革など言葉すらなかった時代で)起きている時間のほとんどは病院に行って診療や自己研鑽(笑)していたのですが、カナダで早く家に帰るという習慣が身についたのが大きかったです。

それと若い頃は子供(よその子)のことをあまり可愛く思えなかったのが、自分の子供が生まれてみるととても可愛くて、ついつい相手をしてしまっていた、ということもありますね。2人目までは妻が頑張ってくれていましたが、3人目からは物理的に?一人では面倒を見きれなくなったことから、私も育児に不完全ながら巻き込まれることになります。本当に妻にはお世話になりました。やはり常に相手に感謝と敬意を持つってことが家庭の持続には大切なのかなと感じています。

それとやはり大事なことは稼ぎです。誰が働くかはともかく、充分な稼ぎは家庭円満に必須であろうと思います。特に子供が大きくなってくると。現在うちは大学生・高校生・中学生・小学生、上の3人は私学に通っています。こうなってくるときれい事は言っておられず、とにかくお金が必要です。私の拙いアドバイスがあるとすれば、小さい頃の子育ての問題点役割分担とはまた別の問題が、子供が大きくなってから主に経済的に生じますので、やはりキャリアアップできるならばしておかれる方がいいのではないかと思いました。

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