妊娠中の睡眠不足がつらかったです《総合診療/医師3年目》

総合診療科 卒後3年目
(0歳2ヶ月時点)

プロフィール

妊娠時: 29歳
勤務先:無床診療所
不妊治療歴:あり
妊娠中の体調不良で休んだ日数:0日

分娩形式: 経膣 (硬膜外麻酔あり)
トラブル: 分娩遷延、弛緩出血
産後の体調不良: 会陰切開後の痛み、腰痛、浮腫、貧血、睡眠不足、マタニティブルー

サポート体制: 夫 (里帰り6週間、夫の育休2週間)
育児分担: 平日日中はワンオペ
栄養: 混合 (2週間) → 完全母乳
職場復帰: 生後1年以降に保育園通園予定

妊娠編

妊娠前 (初期研修2年目)

大変だったこと

● 排卵日確認のエコーのため 産婦人科を連日受診する必要があった。

助かったこと

● 通院日は定時に上がり、 勤務先近くのクリニックにいけた。
● 救急外来当番を日勤メインにしてもらえた。

伝えたいこと

● 妊娠を考えているのであれば夜勤過労を避けることが大事だと思いました。
● 安心して受診/相談できる産婦人科クリニックを見つけておくのも重要だと思いました。

妊娠前期 (初期研修2年目)

大変だったこと

● 循環器内科ローテート中、カテーテル処置などでの被曝が心配だった。
悪阻で食欲に波があった。
眠気倦怠感で週末は寝込んだ。
● 妊娠していることを周りにどのタイミングで報告すれば良いか悩んだ。

助かったこと

●初期研修医であり、有給が取りやすい環境であったため、休みたい時に休めた。
夜間の当直を免除してもらった。

伝えたいこと

● 妊娠期間中ずっと付きまとう悩みですが、特に 妊娠初期は流産を心配する日々が続きました。流産リスクがある中での相談は勇気が要りましたが、研修担当者などに当直免除について 早めに相談できたのがよかったです。
● 次の就職先にも妊娠5週の時点で一報入れていました。 信頼している同僚に妊娠していることを打ち明け、悩みを聞いてもらうのも良いと思いました。

妊娠中期 (後期研修1年目)

大変だったこと

● 頻尿や胎動で慢性的に睡眠が不足していた。
● 体が重くなる中での夜勤がしんどかった。
外来で走り回るのが大変だった。
● 時々ぼーっとすることがあり妊娠中の運転が怖かった。

助かったこと

● 妊娠前の就職時より妊娠を考えていることを職場に伝えていたため、病棟業務のない施設に配置してもらっていた夜間の電話当番を免除してもらえた。
● 往診時などに重い荷物を持ってもらった 妊婦用スクラブを手配してもらった。

伝えたいこと

● この時期、一番しんどかったのは夜間頻尿による睡眠不足と集中力低下でした。
● 100%のパフォーマンスは難しいので、一部の業務を同僚に手伝ってもらったり、重要な処置や判断の際には周囲にダブルチェックをお願いするのが大切だと思いました。

妊娠後期 (後期研修1年目)

大変だったこと

● コロナ流行期で風邪診療にてコロナに感染しないか心配だった。
外来で走り回るのが大変だった。
● 昼食をゆっくり食べられない日があって空腹がつらかった。

助かったこと

● 事務のスタッフや看護師さんに体調を気にかけてもらい、また先輩ママたちに出産に対する不安を聞いてもらった。

伝えたいこと

● 産前10週頃から急にお腹が大きくなり、精神的には元気でしたが、動くのが日に日に大変になりました。私は休みを産前6週から取りましたが、 有給などがあればもっと早い時期から休んでも良いと感じました。

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